母が里帰りする度に、入れ替わり立ち替わりしながら訪れる、母の信者さん達。

そんな光景を、当たり前の日常として、捉えておりました。

朝目覚めて、お線香の香りと、お経を唱える声から始まる毎日。

お風呂では、水行をするのが当たり前の日課。

家族旅行といえば、神社仏閣参り。

『あ、また霊が来たね。』が、日常会話。

母に連れられ、霊能者の先生の修行に同行し、先生の信者さん達が、全てを言い当てられている光景を見ながら、【見えない世界というのは、見える世界なんだなと、境界線など何処にあるのか分からない】そんな事を、子供ながらに感じておりました。

『お天道様の下を、堂々と歩ける人間で在りなさい。』見えない世界は、全て知っている。

だからこそ、神様に恥じない生き方を、私は、母に教わりました。